匿名の「預言者」

shadow「共産論」は机上論でなく、実践論だとしたら、これをどうやって広めていくか。最大の難問だ。共産党ならぬ民衆会議を通じた革命運動などと銘打つが、自分にそんな大がかりな組織を作る手腕がないことは自覚済み(マルクスと同じ)。
ただ、マルクスは実名で理論を発表し、「信者」を増やしていった。ある意味で、教祖的なやり方だった。それを私も踏襲するか。否。マルクス理論もそうだったが、教祖的やり方では、まさに信仰の世界となり、早晩正統/異端の宗派的な争いが勃発する。それは、マルクス自身称するつもりはないと明言した「マルクス主義」失敗の歴史の要因だった。同じ轍は踏むまい。
だから、私は匿名のまま、権威も権力も一切享受せず、ただ浸透力のみを持つ「預言者」のような位置で、教祖的なやり方によらずして自論を普及させたい。そして理解者―「支持者」という言い方はしたくない―が世界に広がる中、手腕を持ったオーガナイザーたちの手で民衆会議の組織化が進んでいけばいいと思う。

2017年6月
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