『共産論』と『資本論』

shadow『共産論』というタイトルは、マルクス『資本論』にある意味対抗して名付けたものである。歴史的な思想家に対抗とはおこがましいが、あえてそうしたことには理由がある。
 それは、マルクスには『資本論』はあっても『共産論』がなかったことがいわゆる「マルクス主義」を混乱させる要因となったと考えるからである。ちなみに有名な『共産党宣言』はタイトルにもかかわらず、共産主義についてほとんど何も述べていない。あれはプロレタリア革命論であっても、革命後の社会のあり方や政策については曖昧にしているのだ。
 革命あって政策なし。これが、マルクス主義を称した革命運動.・政権の度重なる失敗と、共産主義の信用失墜を招いた原因であるとにらんだ。
 資本主義と比べて、共産主義はどこがどう違うのか、そこではどんな政策が具体的に展開されるのかを明言した人物はまだいない。おそらく私が世界最初ではないか、とさえ思うのである。

2017年4月
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