商本がつまらない

shadowかつては人間より本が好きというぐらい本の虫だった私が、最近はめっきり本から遠ざかっている。書店に立ち寄っても、財布の紐をほどく気になる本が見つからない。それはひとえに、商品として売られる本=商本(筆者の造語?)がつまらないからということに尽きる。
長い出版不況の中で、出版社が出版点数の増加で売り上げを維持しようという戦略に出ていると聞くが、そうやって似たり寄ったりのテーマ本を次々と出すから、個性のない安っぽい作りの本だらけになり、余計売れなくなるという悪循環が生じていないだろうか。
というわけで、他人の本がつまらないなら、自分で何か書くしかないという思いからブログ執筆の道に入ったというのが、ここ数年のことである。『共産論』もそういう中で生み出された我が“主著”である。
残念ながら、商本になるようなテーマでも内容でもないので、書店に並ぶことはなさそうだが、今や市場に出回らない作品のほうが商本より個性的で面白いのではないかと開き直っている。その点、近年大量に生まれているブログという非売品は未知の宝庫だと思う。

2017年12月
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