21条の会は如何

shadow『共産論』―あるいはそれを軸として回る拙ブログ全体―が細々とではあれ、存在し得るのも、ひとえに表現の自由を保障する憲法21条のおかげである。戦前ならとっくに検挙済みだ。
だが、改憲されれば、のんきではいられなくなる。特に自民党改憲案は基本的人権について国益や公益による広範囲な制限を予定している。そんな改憲が実現すれば、資本主義に反対するような主張は国益・公益を害するという判定を受けるのではないか。どういう形で抑圧されるかわからないが、潰されていくだろう。
すでに改憲前夜にあって、メディアも言論人と呼ばれる人たちも、自粛の形で先鋭なことはほとんど発言しなくなっている。無難なことしか口にしない。私のようなマイナー言論者がかえって目立ってしまうほどである。これでは抑圧されても誰も支援してくれないのでは?そんな漠然とした不安を将来に感じ始めている。
改憲の標的は9条ということで、「9条を守れ」の9条の会が全国に広がっているが、9条の会が集会しても、公安が諜報員を潜り込ませる以上のことはできないのも、21条のおかげである。しかし、近年は自治体が護憲派集会への会館貸し出しを不許可とするような傾向が強まっており、こうした間接的な圧迫が広がっているのは不吉な予兆だ。
9条と21条という現行憲法の二つの目玉が、危ない。そこで9条の会だけではなく、21条の会も考えてみては如何だろう。両者かけ合わせて、9×21の会でもいい。

2017年4月
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