コミュニストへの道

shadow今では明確にコミュニストを自認するが、元からそうだったわけではない。では、いつ、いかにしてコミュニストになったかと問われると、はっきりしないが、大雑把にはこうである。
元来は現代に典型的なノンポリ市民であった。それが、ある「挫折」をきっかけに少しばかり政治的になった。
 といっても初めはせいぜいいくらかリベラルで控えめな保守主義者の亜種であった。だが、それに飽き足らず、もう少し踏み込んで社会民主主義に赴いた。特にスウェーデンに象徴されるような高度福祉国家の共鳴者となった。
今でも、北欧社民主義は好感する。でも、北欧自身がこの路線から離れようとしていることを知り、さらに踏み込んで、コミュニズムにまで進んでいった。
その過程でずっと敬遠していたマルクスに接し、彼を大いに見直したが、しかしマルクスにはコミュニズムの具体像が希薄であることに不満が募り、自分なりにマルクスを吸収したうえでの独自のコミュニズムを構想するようになった。
ざっとこんな経緯でコミュニストになった。確実に言えることは、現存社会で成功を収めていたら、コミュニストにはならなかっただろうということだ。失敗の代償は大きかったが、それと引き換えに思想的な転機を得た。そんな感じである。 

2017年8月
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