草の根百科博士

shadowこの三年あまり、雑記帳みたいなブログに散々書き散らしてきた。初見の読者は、いったい何を言いたいのかと訝るだろう。その答えは、百科博士的な知の開拓を目指したいということに尽きる。特に全般的な社会革命を志向するには、狭い専門を超えた百科博士的知が必須。マルクスなどはそういう百科博士型インテリゲンチャであった(19世紀には多いタイプ)。
しかし、時は高度に専門分化された学術の時代である。それは社会が機構化し、変化に対して閉ざされてきた反革命的な時代状況の反映でもある。が、このあたりで、知を総合する何かが必要である。
その点、分科学術の砦である大学さんでも近頃は「学際」がキーワードで、それを売りにした新設学部も多い。しかし、よくよく見れば、それらは各種専門家の寄せ集めにすぎない。ただの寄せ集めではなく、一人で超領域的な守備範囲を持つのでなければだめである。
しかし、そういう百科博士派は草の根からしか輩出しない。というわけで、雑草みたいな百科博士を今後も続けさせてもらおうと思う。国家権力によって刈り取られない間は。

2017年12月
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