52ヘルツのクジラ

shadowCNNの報道によると、目下、「世界一孤独なクジラ」の発見プロジェクトが進行中という。「世界一孤独」と言われるのは、このクジラ、仲間のクジラとは異なり、一頭だけ高い52ヘルツの周波数で歌うため、仲間から全く応答が得られないせいだ。
まるで私のことではないか。世界が資本主義一色に染まる時代に、周波数が違う共産論を物する私も仲間のヒトから応答の得られない歌を歌っているわけだ。記録映画製作者ゼマン氏のコメント「孤独だと思う人もいれば、一人でいることを楽しんでいると思う人もいるだろう。またはITとソーシャルメディアの時代に警鐘を鳴らしているのかもしれない。人間はかつてなくつながるようになって、常にコミュニケーションし続けている。しかし実際には、誰も耳を傾けず、気にさえ留めていないと」は耳が痛い。私もブログで毎日“世界に発信”し続けているが、まさに「誰も耳を傾けず、気にさえ留めていない」。
ちなみに、周波数から「52」と名づけられた件のクジラは太平洋のどこかにいるのだが、最初に声が確認されて以来、25年間いまだに姿を発見されていないという。それで、発見プロジェクトが立ち上がっているわけだが、発見されないほうがいい。ヒトに発見されれば、屠殺されたり、良くて研究対象とされるだけ。どちらもクジラにとって得られるものはない。せめてヒトには姿なきクジラをそっとしておくセンスが欲しいが、資本主義に染まり、金という餌に群がる生物にそれは期待できないようだ。
「世界一孤独なブロガー」発見プロジェクトは立ち上がりそうにないけれども、私も匿名ブロガーとして、52クジラ君のように姿なき発信を当分は続けていこうかと思う。

2017年12月
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