たった一冊の著書

shadow著作家の最末席に辛うじてぶらさがっている者として、生涯に一冊だけ紙書籍の形で出版したいと願っているのが、拙『共産論』である。生涯一冊きりでは、通常「著作家」などとは呼んでもらえないだろうことは承知している。著作家と呼ばれる人たちは、生涯に何十冊、何百冊という著書を出すことが常識だからである。
しかし、著書というものはたくさん出せば出すほどボロも出やすく、読者・評者から批判や嘲笑をすら買いやすくなるもので、死後まで恥をかき続ける結果となりかねない。それぐらいなら、安易な批判を寄せつけない、練りに練った珠玉の一冊だけ残して逝くほうがましではないかと思われるのだ。
その準備として、『共産論』改訂版をメインブログで新たに連載し始めている。非力ゆえ、これで完成という域にはなお到達しないだろうが、初版の至らなさ―単純な誤字を含め―を少しでも改善して、錬成された作品に仕上げてみたいとは思う。

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30